オデはゲーミングイエティ。前回に引き続いてあみぐるみを作っていくよ。手芸店で毛糸を見たときは完成形を手に持って笑っている自分を想像するんだよね。変に楽観的なのよ。オデはそういうタイプなのでこれまでも苦労してきました。
胴体の時点ですでに格差を感じる
引き続き胴体の部分から。中心に一列に刺さっている赤いピンと青いピンは網目の始まりの部分。ここに刺していないとどこから始まってどこで終わるのかがまったくわからなくなり迷子になってしまう。初心者にありがちなのかオデだけなのかはわからないけど編んでいるうちに逆走していることも多々あった。
逆走しているのに気づいてから糸をほどくまでのなんともいえない虚しさがね。ピンピンピン、と糸がほどけていくんです。
この時点まで編んでいる感じではモールヤーン(という糸の種類)がフワフワしているおかげで一つ一つの網目の大きさが均一でなくともそんなに気にならない。生まれて初めての編みぐるみ作品となった一玉テディくんは腕や胴体の網目を大きく編みすぎて外から綿が見えていたんだけど、今回はそこを気にする必要はあまりなさそうで良かった。
そもそもただ編んでいくだけでこちらは神経を擦り減らしており、一つ一つの網目の大きさを統一するところまで気が配れない。配れないんだよォーッ!
隣でもくもくと作っていたダークマンモスのピンクうさぎちゃん(予定)と比べてみる。あちらは綺麗な巾着になっているがこっちのベージュくまちゃん(予定)はジャガイモじみた姿をしている。胴体は割りと単調に編んでいくものなのに出来がすでにけっこう違う。これが格の差なのか?
手と足が難しすぎて意識を失った
胴体ができた後は手、足、耳、尻尾の4パーツを作ってくっつける。手や足は胴体ほどには大きくないので編む量だけで言えばそこまでではない……のだけど、手足の作り方が難しい。編み方が胴体とは違う、『鎖編み』で出来ているのだ。この鎖編みのやり方を何度も隣にいるダークマンモスに教えてもらい、やってみるのだが……脳がバグる!
毛糸がフワフワしていて網目が見えにくいのはピンを差すことで解決していたのだが、ピンを入れている網目とは別の場所にかぎ針を通すので差す場所を見失いやすい。今思うとある程度はアバウトに作っても良かった気がするが、なまじ根が真面目なのでうまくできないにも関わらず正しいやり方を追求しようとしてしまったなあ。
手足や耳を作っているところも画像に撮って後でブログに上げよ! なんて思っていたのだが、あまりにもうまくいかなすぎてブログの存在を完全に忘却してしまっていた。おかげでそれぞれのパーツを作っている過程の画像がない……。
耳と胴体、手と足を並べた姿がこちら。封印されしエクゾディアかな?
ちなみにここからも相当苦労して精神的にアレになりながら制作していた。なんというか、経験があるわけでも器用でもないのになまじ頑張って制作手順を追おうとしていらんダメージを受けているのだ。もっと自由にやるべきだったなあ、と今は思っている。
こういうの人に教えてもらっても理解できないと苦しいもんだね。オデはすでに人間で言えばオッサンの歳なんですけど、小学生のときに勉強がうまくいかなかったり、体育で跳び箱がいつまでも飛べなかった苦しい思い出が胸に去来しました。クソッ! 超かわいいちびぐるみを作ってるのにいったい何を思い出しているんだ! ヤダヤダ!
合体!
胴体と各パーツを繋げる作業がうまくいかなくて心が荒んでいる中、ハマナカからの荷物が届く。編みぐるみの目や鼻のパーツをハマナカ公式で買ったのだ。ダンボールを開くとこんな風に窓のような飾りがついていてとてもかわいい。癒される。
そんなわけで合体させました。左のウサちゃんがダークマンモス作。右のクマちゃんがオデの作品です。こうして見るとオデの方は網目が整ってなくて全体のボリューム感が薄い。というか綿をもっと詰めればよかった。なんだか胴体が薄っぺらいぞ?
対するダークマンモスのウサちゃんはかなりどっしりとしていて編みぐるみ本の完成品とかなり似ている。うーむ、手先の器用さと経験がモノを言うのもあるけれどオデは精神面も未熟だなあ。もっとこう、巌のごときメンタルがあったらクオリティを上げるために一部を見直したりできたかもしれない。ダークマンモスは細かい修正をしていたからその差もある。
製作期間は6日間。毎日かなりの時間を制作に費やしたので早めに完成したほうだと思います。あまり気長なスパンでやっているとモチベーションが下がってしまうと考えてスパッと完成を目指した。この考え自体は間違ってないと思う。
そんなわけであみぐるみが編みたくなる糸を使って小さな編みぐるみを作ってみる回でした。なんだかんだあそこでああすりゃ良かったニャって部分はありますが、完成したクマちゃんを見てると満足感があります。まあ、初心者だからね! 完成すればそれだけで表彰モノなんだよ。そもそも作ろうと思って実践に移すだけで超えらいから!
もう一つずつ同じ毛糸があるので別の動物も作ってみたいと思いつつ、ちょっとインターバルを設けたいね。精神が穏やかで水面のように澄み切っているときにやりたい。
技術的な面よりも自分との戦いだな、これは。