オデ、イエティ。今日はニンテンドースイッチのゲーム、『ディズニー イリュージョンアイランド』をレビューするよ!
前にこんな記事を書いてめちゃくちゃ楽しみにしてたディズニー イリュージョンアイランド。八月の上旬に買ったんだけど実家に帰省したりなんやかんやあってクリアしたのは九月になりました。今回はこのゲームをレビューしていくよ!
このゲームの略称ってなに? 長いから『イリュアイ』でいきます!
言いにくそう。
ディズニー イリュージョンアイランド 概要
イリュアイは1~4人用のローカルマルチプレイ対応アクションアドベンチャーだよ!
マジカルアドベンチャーみたいな1ステージ~6ステージまで順々にクリアしていくような形式ではなく、俗に言う『メトロイドヴァニア』になってるよ。広大なフィールドを駆け巡り、恒常的なアップデートを手に入れることでこれまで行けなかった場所の探索に行けるようになる、っていう仕組みだね。有名どころでは『Hollow Kinght』『Dead cells』などなど。
『メトロイドヴァニア』と聞くと熾烈な戦闘がある印象だけど、イリュアイに関してはかなりノンビリめ。敵モンスターはいるんだけど戦闘がないので、基本的にはジャンプと能力を駆使してステージの謎を解いたり、コレクションを集めながら旅をするゲームになってるよ。ちなみに操作性はかなり良し! 軽やかに舞うグーフィーをご照覧あれ。
コレクションの中には懐かしのアイテムが。有名どころはもちろん、比較的最近のミッキーアニメなんかもコレクションに入ってるようです。最近もミッキーアニメは増えてるんだなあ。
協力プレイが楽しい
ミッキー&フレンズの大冒険ということで何よりも醍醐味なのは協力プレイ。オデは終始、二人でプレイしました。友達がいなければ買っておいてください。
選べるキャラはミッキー、ミニー、ドナルド、グーフィー。それぞれの能力とかは特に差がないので好きなキャラを選ぼう!
協力プレイの恩恵として「ハグ」「ロープ」などがあり、ハグをするとお互いにライフが増えたり、ロープを使うと片方を自分の足場まで移動させることができたり。ステージのギミックも二人以上で役割分担することで効率がかなり上がるので協力プレイはかなり大事。あとはハグがかわいい。ミッキー&ミニーで行うとかなりグッときます。
作り込まれた世界観
このゲームの最大の魅力は何と言っても『世界観』! どこまでも作り込まれたビジュアルと手書き風のアニメーション、そして原作と同様のキャラクターボイスで見事にミッキー&フレンズの冒険を描いてます。メトロイドヴァニアなのでそれぞれのエリアごとにかなり印象が異なる、フシギな世界が広がっている。
たま~にアニメーションも。コミカルな作画のミッキーたちがかわいい。ただし長めのアニメーションは全編通してというわけじゃないのでPVなどを見てそこを期待するとちょっと痛い目を見るかも。
楽しい一方で問題も……。
ここからはちょっと辛口レビュー!
ビジュアル、アニメーション、サウンドどれを取っても素晴らしいものである一方、メトロイドヴァニアとしてはかなり欠点の大きいゲームにもなっていると思う。『敵モンスターを倒す方法が無い』ことが足を引っ張り、かなり間延びしたゲーム体験になってるよ。めちゃくちゃ広いマップを探索することになるんだけど、基本的に『ジャンプ』くらいにしか駆け引きが存在しないのでゲームに慣れているプレイヤーほど飽きやすい!
かと言って難易度が易しいから「子供向け」なのかと言うとそういうわけでもなく、ダメージを受けるトゲ床などが全体的にビッシリとあってうまく操作できないとガンガンとダメージを食らっていきます。一応体力無限の「無敵ライフ」に設定はできるけど、被弾しまくるミッキーフレンズを見るとお子さんは気落ちしちゃうかも……。
総じて「攻撃手段」がないことで受け身を強いられ、あまりスカッとしないゲーム体験になっているというのがオデの印象です。ゲームに慣れたプレイヤーは退屈を感じるだろうし、ゲームを全くしないミッキーファンが買うとトゲに刺さりまくるはず。ウ~ム、ゲーマーとしてはどういうプレイヤー層に向けているかも曖昧でそこがちょっと気になる。これらを含めての総合評価を次に書いていこうかね!
総合的な評価!!!
まとめるとこう! 世界観◎ アクション△
いわゆる『キャラゲー』ってことやね。
ゲームに慣れてるかに関わらず『複数人の大人や子供』でダラダラと雑談しながらやるゲームです。これが結論!
戦闘がないので被弾はあるけどシビアじゃないし、協力プレイならそうそうゲームオーバーにならないので雑談でもしながらゆっくり散策するのに適したゲームです。とにかく世界観はよく出来てて、ミッキーフレンズが好きならアニメーションには飽きないはず。実際、同じ操作でもキャラごとに違うアニメーションなのでたま~にキャラを切り替えると新鮮な気持ちで遊べました。
ちょっと意外だったのは操作性はバッチリで、かつファストトラベルなどのメトロイドヴァニアに必須な要素をちゃんと兼ね備えていた点! 取り忘れたアイテムもマップ上に表示されるようになっていたし、細やかなところまで今風のゲームになっていると感じた。
フックロープのアクション(ミッキー)がマジカルアドベンチャー1と似通ってたり、ドナルドのアイテムだけ妙にテキトーという点はマジカルアドベンチャー3を想起させたりと歴代ミッキーゲームへのリスペクトがある良いゲームです。この点はミッキーのマジカルアドベンチャーファンのオデとしては大満足できました。が、ミッキーのマジカルアドベンチャーユーザーとしては暴力が足りないなと思わざるを得なかった。暴力! やはり暴力は全てを解決する!
『メトロイドヴァニア』なのに敵を倒す方法が無い、というのは大きなストレスになるんだなあ。こういう割り切り方をするのなら、敵を倒さなくても対処できる方法(ペンキで塗ると無害化される)みたいなのがあれば良かったなあと思います。土台はしっかりしているのでそこが改善されたらめちゃくちゃ良いゲームになると思う。これがまあまあ売れたら、ぜひアレだった部分を改善して2を出してほしい。
とまあ色々申しましたけどもハグをしているミッキーたちを見たり、写真を撮りながら練り歩いているミッキーたちを見るだけでほっこりするのでミッキーフレンズのファンやミッキーゲームのファンには文句なしでオススメできる! ダウンロード版はともかくソフト版は絶対安くなると思うので興味がある方は遊んでみると良いと思うね!