こんにちは、オデはイエティ。
オデ、今日は気になるゲームを紹介する。
すでに3か月近く前のことになるがswitchにて「Disney illusion lsland」というゲームが発表された。トレーラーを見ればだいたいわかるがディズニーを代表する人気キャラクターの4人が画面を所せましと駆け回り、暴れまくる2Dアクションゲームのようだ。手描きのアニメーションなのが可愛らしいね。
そして何より、オデにとっては懐かしいミッキーのマジカルアドベンチャーのDNAを感じる。
・ミッキーのマジカルアドベンチャー
ミッキーのマジカルアドベンチャーというのは1992年に発売されたスーパーファミコンのソフトだ。もう相当昔のゲームなので知らない人がいても全くおかしくない。オデは幼い頃、伯父さんイエティのスーファミを借りてこのゲームを毎日気が狂ったように遊んでいた。物凄く面白くて世界観を愛していたから……ではなく、一つの使命感からだった。
このソフトはオデの両親がお金を出し合って購入したソフトだという。オデの両親はゲームを遊ばななかったので「かわいいミッキーのゲームを夫婦で一緒にイチャイチャ遊びたい」というナメた理由から購入に踏み切ったようだった。しかしその甘い目論見はハードな難易度の前に砕け散ってしまう。
今の時代ならともかく当時のアクションゲームというのはどれもゲーム初心者のことを意識して作られていない。1stステージから平気でイバラの上にミッキーを放り出したり蜂が遠くからホーミングしてくる。オデのママとパパは1stステージですらまったく歯が立たず、イチャイチャする間もなくマジカルアドベンチャーは押入れに封印された。
それを赤ちゃんイエティだったオデが引っ張り出して遊びだしたというわけなのだ。しかしプレイは難しく、当然のごとくセーブ機能がないのでゲームオーバーになると最初からやり直しとなる。2ステージまで進んだがくだらない落下死で最初から。3ステージのボスの足場が回転するやつが苦手すぎて最初から。最初から。最初から。そんなことを何度も繰り返したがオデはめげなかった。なぜか? 理由は二つ。
一つはオデのママとパパ……二人が一緒にお金を出し合って買った、言わば愛の結晶だったからだ。オデは幼心にこの二人ができないことをやり遂げねば、という使命感に駆られていた。その行き過ぎた思いは莫大なプレイ時間を生み、当のママからは叱られたがまったく気にしなかった。
二つ目は単純に他のスーファミソフトが変な潜水艦のゲームとか上海Ⅲとかで子供心としてはクッソつまらなかったからだ。……いや、ウソだ。上海Ⅲはけっこうやりこんだ。好き……と言えるかもしんない。ともかく娯楽の少なかった子供時代のオデには選択肢は少なくマジカルアドベンチャーをクリアするしかなかった。
だからオデは毎日プレイした。もはやママもパパも関係なかった。そこはオデとピートしかいない、静かなる闘争の世界なのだ。当時youtubeがあったら絶対そこまでしてないと思う。放り出してヒカキンを見てたんじゃないかな。
そしてクリアした翌日に知恵熱が出て病院に運ばれ、二週間入院した。
Disney illusion lslandはそんな思い出のマジカルアドベンチャーを彷彿とさせるのだ。
オデはディズニーのゲームソフトを熱心にウォッチしているわけではないが、マジカルアドベンチャーのような2Dアクションが近年出ているという話はあまり聞いたことがない。
・楽しみ!
magiccastle-mhl2-enchanted.bn-ent.net
近年のディズニーのゲームではマジックキャッスルのイメージが強い。オデはプレイしたことはないがどうぶつの森みたいな生活ゲームなのだろう。マジカルアドベンチャーのようなゲームが出ないことは寂しいことだが、冷静になって考えればディズニーは女性や子供に特に愛されているコンテンツだ。マジックキャッスルのような万人が遊んで楽しいゲームこそディズニーコンテンツの正しき姿であると言える。
残機3とかいうイカれた設定でピートと永遠に殴り合うゲームが出るほうが本来おかしかったんだよ。あの狂熱の時代は過ぎ去り、ミッキーは日常へ還っていったのだ。それは良い事じゃないか。良い事のはずなのに……どうしてかオデの心には穴が空いて、どんなミッキーを見てもその穴は埋まらないままだったんだ。空虚な風だけが、ただ吹き抜けていた……。
(絶対トレーラー見てほしいからもっかい張る)
そう思ってオデが寂しくなっていた矢先に現れたのがこのゲームだ。ミッキーがこんなに楽しそうに走り回っていて、そりゃ気にならないわけがないよね。オデは絶対に買うよ。買いますとも。幼い頃の思いのままにプレイするつもりです。あのミッキーのマジカルアドベンチャーか上海Ⅲかの二択しかなかった時代の、飢えた精神へと立ち返って暴れ回る所存だ。楽しそうだからみんなもぜひチェックしてみてね。