オデ、イエティ。今日は「遊戯王ラッシュデュエル最強バトルロイヤル！！いくぞ！ゴーラッシュ！！」 を始めたので簡単に紹介していくよ。長いッ……。
遊戯王ラッシュデュエルとは？
遊戯王ラッシュデュエルというのは遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム（遊戯王OCG）をベースとして生まれた新しいカードゲームだ。ターン進行を簡略化したり通常召喚を無制限にすることでかなりシンプルかつ逆転が起きやすいデュエルになっている。遊戯王OCGとはまったく違う、独立したカードゲームということだね。
オデは元遊戯王OCGプレイヤーで遊戯王マスターデュエルなども触ってきたが、そのオデから見ても現代遊戯王は混沌の坩堝と言っても過言ではない。なにしろ遊戯王OCGは25周年を迎えた長寿TCGなのだ。カードプールは年々膨れ上がり、もはや誰にも制御できない小宇宙と化している。長年遊んできたはずのオデも明確にルールを理解しきれているとはいえない。
そんなゲームが今後の子供世代にちゃんと浸透していくのか？ 答えは否である。絶対にしない。オデは言い切る。もしプロの決闘者がオデの家の扉をカードで裂いて侵入してきてオデの首元にカードの切っ先を向けて脅してきたとしても言い切るだろう。流行んねえよ！ 誰が覚えんだよこんなルール！ いい加減にしろ！ 文字が小さくて読めなぁい！
一方でラッシュデュエルはまったく新しいルールとなりつつも遊戯王原作などで有名なカードをたくさん実装してファンサービスをしている。子どもには通じなくてもお父さん、お母さんにとっては懐かしい顔が並んでいるわけだ。ラッシュデュエルは25年という年月が生んだ世代の大河……その架け橋となってくれる存在なのだ。
今回の「遊戯王ラッシュデュエル最強バトルイヤル！！いくぞ！ゴーラッシュ！！」はそんなラッシュデュエルをswitchのソフトとして遊べるのだ。これはもうやるしかない。やるしかないのだが、正式名称が長いのでこの記事では「最強ゴーラッシュ」と略させてほしい。
スタンダードとスペシャル、二つの違い
最強ゴーラッシュには二種類のエディションがある。まず「スタンダードエディション」から。スタンダードは基本無料のソフトであり、DLのみ対応している。要するに無料で遊べるわけだ。制限が掛かっているのはランクマッチ（インターネットのランキング対戦）の回数のみ。
つまりストーリーモードやローカル対戦、インターネットでのフレンド対戦などをプレイする分にはスタンダードエディションで問題ない。逆に全国のデュエリストと腕を磨くランクマッチ戦に興味があるユーザーはスタンダードエディションでは一日に三回しか挑戦できないため満足に遊べないと見て良いだろう。
「スペシャルエディション」は定価5500円でパッケージ・DL販売の両方に対応している。別売りのDLCの内容がすべて含まれている他、大きな点としてゲーム開始時から全てのカードを１枚ずつ入手できる。ゲーム内でカードを入手するにはポイントでの生成やカードパックからの入手などの方法があるが、それぞれにコストが掛かる。スペシャルエディションで始めた場合は最初から幅の広いデッキの改造ができるというわけだね。
オデは元々スペシャルエディションで始める予定だったけどせっかくなのでスタンダードエディションでしばらくやってみたよ。ちなみにスペシャルエディションを購入するとスタンダードエディションのデータを引き継ぐことができるので、とりあえずスタンダードで遊んでみて気に入ったらスペシャルを買うのも良いだろう。
実際に始めてみた
オデはラッシュデュエル初体験なので慣れない部分もあったんだけど「ストーリーモード」を始めるとかなり丁寧なチュートリアルがあったからすぐにルールを理解できた。動作はさほど重くなく、エフェクトが凝っていて気持ちが良い。
ストーリーモードは現在放映されている遊戯王ゴーラッシュ！！ のエピソードに沿って進行していく。
オデは前作のセブンスまでは見たがゴーラッシュ！！ に関しては一話しか見てないのでなかなかに新鮮だ。前作に引き続きかなりトントキな内容だということが少し見るだけで伝わってくる。
ストーリーモードでは特定のキャラクターとフリーデュエルができる。フリーデュエルを行うことで相手の使っているデッキのカードがランダムにもらえるようなので、アニメのレギュラーキャラクターのデッキはかなり作りやすくなっているはずだ。アニメのファンに向けての親切設計だね。
オデは始めてからランクマッチなどに手を出さずにずっとストーリーモードだけを遊んでいる。ストーリーを進めるだけでもかなりの数のカードがもらえるし、ルールやカードを覚えるのにはうってつけなのだ。他にも詰将棋ならぬ「詰めデュエル」を行うことで報酬がもらえるモードなどもあったが、初心者にはちょっと難しそうだった。
ストーリーモードの報酬でカードパックを引いてみる。懐かしいカードがたくさんで初代遊戯王世代のオデとしては嬉しい。しかし今の子供から見たらわけがわからなそう。果たしてゴキボールが出て喜ぶ子供はいるのだろうか？
カードの入手はパックで当てる以外にも「生成」することができる。色々なモードで手に入れたゴールドでピンポイントにほしいカードを作れるのだ。とはいえやや割高なのでなるべくほしいカードはパックで入手して生成は最後の手段にしたい。
また、ラッシュデュエルのカードに詳しくない初心者のために「デッキレシピ」がショップに売れているのも嬉しい。いくらカードゲームとして始まって二年とはいえ初心者であるオデからすればほとんど知らないカードばかり。特定のデッキを組みたいと思いたっても相性の良いカードを知らないので、こういう形でデッキのひな型を提案してくれるのは助かる。ところで迷宮の魔戦車のデッキレシピってなに……？
そんなわけで今回は最強ゴーラッシュをスタンダードエディションで始めてみた。まだストーリーモードの序盤をゆっくりと進めている辺りだが、基本無料のゲームにありがちな「渋さ」があまりなくかなり健全なカードゲームだ。スタンダードエディションでもストーリーを進めていれば好きなデッキが組めるようになっている。誰でも始めやすいと思うのでオススメだ。
今回はスタンダードエディションで遊んでみたがオデは友達と遊ぶために買ったのできっとたくさんデッキが作りたくなるに違いない。そうなったらすぐにでもスペシャルエディションを買うつもりだ。慣れてきたらデッキ紹介の記事なんかも書いてみたいと思っている。では、イエティは山に帰ってドローの練習をします。ドロー！ ドロー！