NIKKE ジャッカルに引き戻されそうになる

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オデ……イエティ……オデはソシャゲは嫌いなんだがNIKKEのジャッカルが可愛すぎて困ってしまった。

昨年の11月初めにNIKKEという大陸産のアプリゲームが日本市場でリリースされた。オデは友達が気にしていたゲームなのでと無課金で少し触ってみて、だいたい一ヶ月ほどでプレイをやめた。キャラクターも世界観も素晴らしいゲームだが続けていくには負担がデカい。オデは原神を毎日プレイしているので両方の面倒は見られなかった。

そんなこんなで更新を確認しないまま年を越して今に至るのだが、Twitter広告でイベント&新キャラクターが登場というのでぼうっとムービーを流していたところ……可愛すぎる新キャラ・ジャッカルを見てまた起動してしまった。そしてどうせプレイしないからとやけくそで石を使った結果、最後の10連で見事に引いてしまった。

NIKKEはLive2Dでキャラがぐりぐり動くのがゲームの一つのウリとなっている。戦闘シーンでは銃撃する女性キャラクターたちのお尻を後ろから眺められるのだ。そこが全世界にウケているわけだが……オデはどちらかと言うとLive2Dの種類が豊富ということに価値を見出している。別に硬派ぶっているわけではなく、単純な事実として。

キャラクターの立ち絵・戦闘時ともにLive2Dで動くのでキャラクターひとりひとりの情報量が多い。こんなふうに笑って、こんなふうに悲しんで、こんなふうに怒って……というのを動きで見られるのは非常に大きい。単なる表情差分ではなく動きとして見られるとキャラクターとしての解像度がグッと上がる……気がする。

そんなわけで小ぎれいな顔を歪めてヘラヘラと笑うジャッカルのモーションを見ると、オデの魂が重力に引かれてNIKKEに堕ちていきそうな感覚を覚えるのだ。チクショウ! トガヒミコみたいな顔しやがって。

オデはソシャゲが嫌いだ。恒常的に変化していく世界をエサにして変わらない作業を毎日強いるから。本当によくできていると思う。たいていのソシャゲは一日の中でギリギリ心を砕ける時間を求めてくる。時間が経つにつれてどんどん優れたものが現れて飽きさせない。その全ての巧みなシステムと、それを受け入れようとする自分の心が嫌いだ。気を抜くとすぐに賽の河原にふらっと戻ってしまいそうになる。

ふてくされるジャッカル。かわいい

オデがもうちょっと要領が良ければいくつものソシャゲを掛け持ちしても大した負担にならないのかもしれない。あるいは、自分の好きなタイミングだけプレイして、興味のない期間は放置するというフレキシブルな対応もできるだろう。しかしなまじ根が真面目なだけに「ゲームに対するモチベーション」と向き合ってプレイしてしまう。

ダラダラと惰性でプレイするという選択肢を取ると自分を嫌いになってしまうのだ。だからソシャゲはやりたくない。ソシャゲは面白い。大好きだ。だから嫌いなのだ。わかるかなぁ!? このめんどくさい気持ち。世界で一人くらいはわかる人がいると信じてるよ。

犬歯が見えていてかわいいジャッカル

これまでいくつものソシャゲを遊んできた。古くはアイドルマスター シンデレラガールズのために神撃のバハムートをプレイして神撃のバハムートのアイテムとシンデレラガールズのアイテムを交換したりもしていた。パズドラが出てからはその流れで色々なソシャゲを遊んだし、ソシャゲに特化したブログを書いていたこともある。

NIKKEをはじめとした最近のソシャゲを見ているとついにここまできたかという感慨に包まれる。別に業界と何の関係もない一個人なのにソシャゲ文化の父かのような気持ちになる。だけどもその気持ちを振り切らないとま~たズルズルと続けてしまう。

狂っているキャラクターが真顔になるの好き。ダブルピースしてるから違和感はあるけど

近年考えるのは一つのソシャゲの完結を見守ってソシャゲという文化から引退しよう、ということだ。オデの場合は原神がそれにあたる。これまで多くのソシャゲが世に出てきたはずだが、綺麗な形で完結したものはほとんどないだろう。原神は相当なボリュームのアップデートを恒常的に行い、ストーリーは確かに進んでいっている。売れ行きもすごいし、途中で座礁することは考えにくい。ついていけばいつか完結するのが見られるのでは? そういう思いを抱いている。

一つのソシャゲの誕生と完結を美しい形で見守り、そっと背を向けて去っていきたい。何の話がしたかったのかわからなくなってきたが、オデは強い意志で原神を貫き通す必要があるのだ。別のソシャゲを拾ってきて負担を増やせば全てがボドボドに崩れ去ることは想像に難くない。

ジャッカル一人がなんだ。この少女一人のために復帰したらどれだけの時間が取られるんだ。それにオデの中では金のトロフィーをもらっているジャッカルも、その実はたくさんいるキャラクターの中の一人でしかないのだ。もしかしたらもう今後出番はないかもしれない。ボイスも追加されないかも。そう思うと心の芯が冷えていくように感じられる。

そして何よりジャッカルの顔を見るとやりたくなるが、日課フィールドを見るとゲンナリする。

とりあえず折衷案としてジャッカルのイベントストーリーは読むことにした。ジャッカルの出番が終われば大人しく撤退できる。どうせ毎日続けたってジャッカルの顔よりも山のような日課を見る時間の方が長いんだから……そう言い聞かせるとうまく折り合いをつけて離れられる気がする。不器用にもほどがあるが、致し方なし。

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