【エルデンリングDLC】人蠅はなぜ生まれるのか【考察】

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当記事では『エルデンリングDLC』のネタバレがあります! ご注意ください!

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オデ、イエティ! 今回は『エルデンリングDLC』の考察をしていきます!

お題は『人蠅はなぜ生まれるのか』について!

……このお題、興味あるユーザーいる? でもやっていくよ!

目次

人蠅とは

人蠅というのは影の地の至る所に生息している一般エネミーで、名前の通り人型の蠅としか言いようのない見た目をしている。影の地の序盤から後半のエリアであるエニル・イリムまで広い範囲に登場するので人蠅を見ずにクリアしたユーザーはいないと思われる。

このグロテスクなエネミーは「蠅の病」と呼ばれる恐ろしい病によって角人が変異した姿である。墓地平原の北にはこの人蠅や死体が大量に捨てられた病捨て村というエリアが存在する。

この人蠅、ユーザーの需要はともかくとして遺灰が存在するのだが、蠅の病が生まれた理由は本編で語られていないように思える。今回はなぜ人蠅が生まれるのか、その理由を考察していく。

なぜ角人は蠅の病にかかるのか

蠅の病 
・かかるのは角人であり、病の果てに人蠅となる
・弱い角人がかかった場合は人蠅になる前に死亡する
・人蠅やその死体を捨てるための村が存在する

角人にのみかかる理由とは

まず蠅の病について考えていく際に重要になるのは「なぜ角人は蠅の病にかかるのか」ということだ。蠅の病に角人以外がかかった、という情報は本編には存在しない。つまり角人にだけは蠅の病にかかる理由がある。そして角人たちは蠅の病への対処・治療方法を知らない。知っていれば病捨て村という場所はないと思われる。

しかし実は「病のタリスマン」のテキストを見る限り、蠅の病を回避する方法は存在する。それは「弱き者が恐るべき蠅の病に罹った時、その死を看取り丁重に葬った者だけは病に罹ることがなかった」というものだ。もちろん伝承のようなのでどこまで正しいかはわからないが、そう伝わるだけの理由は存在するように思う。

この伝承を信じる場合、一般的な病気への対処ではないことから蠅の病が「呪い」のようなものであると考えられる。角人は呪われているから蠅の病に罹る。では角人たちの心当たりのない呪いはどこから来たものか。

ボニの因習による輪廻

詳しくはこの記事で考察しているが、角人たちは陰惨な因習によって無辜の民を傷つけてきた歴史を持つ。

角人たちは影の地にある巫子の一族を攫い、巫子と悪人の血肉を混ぜて大壺に入れた。そうすることで混ぜられた悪人たちが来世では「善き人」として生まれ変わることを信じていたのだ。つまり人の手によって輪廻を行う、それがボニ村の大壺作りという因習だった。

巫子たちは巫子の村から攫われ、悪人の肉と混ぜるためだけに傷つけられ、生贄にされてきた。この邪悪な所業は角人の文化である。この因習こそが後に女神マリカが角人たちを虐殺するに至った、粛清の聖戦へと繋がっている。

では、この人の手による輪廻はどういった効果を生んだのか。

ベルラートの牢獄・ボニ村の牢獄に入ると至る所にこの凍り付いた蛆虫という素材アイテムが手に入る。この蛆虫は大壺の中身に湧き、囚人たちの貴重な食料になる。つまり大壺に納められた囚人たちが生きている場合、この蛆虫を食べて飢えを凌ぐのだ。

そして大蠅壺のテキストを見ればわかるが、蛆は育って蠅になる。つまり必死に生きる囚人たちは蛆を食べ、やがて蛆が蠅になる。そして蠅を取り込んだ囚人が大壺に納められて輪廻が完成する。

角人だけが人蠅にかかる理由は蠅を食べた囚人が輪廻して病として角人に宿るからだ。つまり陰惨な因習によって悪人だけでなく無辜の民である巫子までも犠牲にした結果、蠅の病という恐ろしい病が生まれた。

角人たちの多くはボニ村で行われている因習を「悪事」だと思っていない。だから蠅の病の根源がどこにあるのかわからず、延々と繰り返し続ける。これは方法を間違えた輪廻としては相応しい末路と言える。

死を看取り、丁重に葬った者だけが人蠅になることを免れるのはそれが「正しい」ことだからだ。悪人の肉体を切り刻んだり無辜の民を犠牲にしない、人として正しいことを行った場合のみ角人は蠅の病に罹らずに済む。

とはいえ。蛆虫が囚人の中で蠅に成長してそれが輪廻する……というのはあくまで考察でしかないので話半分だけで受け止めてほしい。しかし蠅の病の根源が輪廻であるなら、巫子に行った悪行への因果応報としてはやや胸がすく話である。

というわけで今回はこの辺りで。食事時に読みたくない記事を書いてしまいました。おつかれさまでした。

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