【エルデンリングDLC】霊チンアナゴとは何者なのか【考察】

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当記事では『エルデンリングDLC』のネタバレがあります! ご注意ください!

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オデ、イエティ! 今回は『エルデンリングDLC』の考察をしていきます!

お題は『霊チンアナゴ』について!

目次

霊チンアナゴとは

DLCの舞台となる影の地には様々なエネミーが存在するが、その中でもひと際異彩を放つのが霊チンアナゴである。青白く細長い体に先端の顔。申し訳程度に小さな手と毛が胴体から生えており、何をするでもなくただ各地で揺れている。今回はこの霊チンアナゴに関して考察していく。

ちなみに内部名は「ReiChinanago」となっているらしく、チンアナゴであることは間違いない。しかし関連アイテムや遺灰などもないため情報が非常に少ない。

霊チンアナゴは無害な個体と敵対する個体に分かれており、その違いは一目でわかるようになっている。青白ければ無害。赤く光っていれば敵対。そして青白い個体を攻撃すると敵対状態になり、そして周りの霊チンアナゴにも敵対状態が伝播していくという仕様になっている。これは狭間の地の霊クラゲと似た仕様になっている。

正直、霊チンアナゴだけでは考察するための材料が少ないので……今回は性質やポジションの似ている霊クラゲとの関連性から霊チンアナゴについて考えを深めていこうと思う。

霊クラゲとの関係性

霊クラゲは普段が青、敵対していると赤。無害な個体を攻撃すると敵対状態が周りに伝播するという仕様も同じ。そして海に生息する生き物という共通点がある。

ふわふわと辺りを照らす霊体
どうやらそれは、少女の霊であるようで
共に星を見るはずの妹を、ずっと探している
ネットワーク版のテキスト

ローデリカにもらう遺灰の霊クラゲにはイベントがある。巨人の山嶺のとある場所に連れていくと、妹の霊クラゲと再会するという感動的なものだ。霊クラゲの姉妹はかつて生き別れた星見の少女の霊で、墓も存在する。そしてそこから察するに霊クラゲはかつて生きていた人の幽霊ということがわかる。

見る限りでは生態が酷似している霊クラゲと霊チンアナゴ。もし両者が似たような存在なら、霊チンアナゴも元人間の幽霊ということになる。

霊チンアナゴの爆発

霊チンアナゴが人間の霊魂だとすると顔と毛の束、手というパーツからそれらしく見えてくる。また地面の下に埋もれて見えないが解析によればちゃんと小さな足も生えていることが確認されている。

狭間の地ではクラゲ。影の地では人を引き延ばしたようなチンアナゴ。どうして地域によって差があるのか。想像に過ぎないが、それは影の地が「狭間の中心」だからではないだろうか。

鎮めの塔には「狭間の中心 あらゆる死が流れ着き あらゆる死を鎮める」という石碑が建っている。実際にそれを示すように巨大な石棺が流れ着く青海岸やカロの隠し墓地といった霊場が影の地には存在する。影の地はあらゆる死の集まる霊墓の地なのだ。

霊魂がチンアナゴやクラゲの姿を取るのは、海に囲まれた狭間の地に流れ着く過程で海の生き物の姿になるからかもしれない。またクラゲは漂うものであり、チンアナゴは砂に埋まるものである。そうした性質の違いも土地ごとの差だと思えば、同じ霊魂がまったく別の姿を取ることにも頷けるか。
(ちなみに現実のチンアナゴは動けないわけではなく普通に泳ぐ)

青海岸の一部エリアの霊チンアナゴは両手を天に掲げたポーズを取っている。もしかしたら霊チンアナゴは成仏するため、天に還りたいと思っているのかもしれない。

そして天に向けて体を伸ばした霊チンアナゴの敵対個体は、プレイヤーが近づくと膨らんで爆散する。何が霊チンアナゴをそうさせるのかは不明だが、このときのエフェクトは霊炎となっている。

霊炎というのは黄金樹が生まれるよりさらに古い時代の生物の死。つまり「火葬」のための炎である。もしかしたら霊チンアナゴは長い時の中で霊炎をため込み、やがて霊炎に焼かれながら輪廻の中に戻っていくのかもしれない。

というわけで今回はここまで。情報が少ないのでほとんど想像になるけど、霊チンアナゴは魅力的な生物なので考察していて楽しかったです。おつかれさまでした。

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