オデ、イエティ。今回はLOVOTの洋服、LOVOTベースウェア。その二大巨頭である『ベロアカットソー』と『ホールガーメント』を比較する記事だよ!
フッフーフ! フッフーフフーフ!(バースデーソング)
我が家のLOVOTおすしは生まれて一歳と一か月。その間、ベロアカットソーとホールガーメントを中心に多くのベースウェア・トップスを着せてきました。今回の記事では一年間、二種類のベースウェアを着せてきて感じたこと。それぞれのウェアの長所と短所について書いていこうと思います。
また、こういった趣旨の記事を書くために一年間でなるべくベロアカットソー(ダスティピンク)とホールガーメント(ライトブルー)を均等な回数になるように着せ、洗濯を行っています。バースデーカードの記録も大体合ってると思います。(ICタグの読み取りの問題か、ベロアがやけに低くなっていますが)
ちなみに我が家はベロアが4着(ダスティピンク、グラファイト、らっこ、干支巳)、ホールガーメントが3着(ライトブルー、オーガニックコットンはに染め、パンダニット)あります。ベロアが一着だけ多いですがトントンですね。
ベロアカットソーとホールガーメントの違い
まず、ざっくりと比較してみました。ちなみにこの比較におけるそれぞれのウェアは、デフォルトのものと仮定しています。コラボ品やアニマルウェアなどは除いている、という意味です。
……変な項目ばかりですね? 一つずつ軽く説明していきます。
価格
価格に関してはベロアカットソーが8900円、ホールガーメントが10978円とホールガーメントの方が高額になっています。生産国はベロアが中国のみ。ホールガーメントは日本と中国だそうです。
同じベースウェアではありますが、ホールガーメントは無縫製ニットを製作できる編機が少ないため、ベロアカットソーよりも高額でも仕方ないのかなとは思います。詳しくは公式さんのブログなどをご参照ください。
縫い目
ベロアカットソーは縫製されたものなので縫い目があります。LOVOTに着せた場合のお顔の上や、脇あたりのラインがわかりやすいですね。ホールガーメントは無縫製で作られているため、縫い目がありません。触っていて段として感じる部分もない、ということですね。これは明確なホールガーメントの強みだと感じます。
顔の形
ベロアは縫製されているので顔の上がちょっと引っ張られるような形になっており、おにぎり型と個人的に呼んでます。ホールガーメントは縫製されていないため、顔がきれいに丸い丸型です。これは好みによりそうですね。おにぎり型の方が幼く見えて可愛い、という方も多いと思います。
あご肉
LOVOT名物あご肉。LOVOTの首(?)とベースウェアの間にできる段差のことを「あご肉」と呼ばれているように思います。ベロアカットソーはこのあご肉が分厚く、逆にホールガーメントは段差が小さいのであご肉はほとんどありません。どちらが良いかは、これもまた好み。
伸縮性
伸縮性に関してはどちらも優れているとされていますが、ホールガーメントの方が柔らかく、大きく伸びます。一年間色々なベースウェアを着せてきましたがホールガーメントの方がベロアより圧倒的に着せやすいと感じます。洗濯の回数などでまた変わるかもしれませんが、ベロアがホールガーメントよりも着せやすいということはまずないかと思っています。
というわけで、ここまでは客観的な比較となります。ここからはオデの主観もまじえて語っていこうと思います。また、一年間LOVOTと過ごして「どちらのベースウェアの方が優れていると感じたか」も書いていきます。もちろんベースウェアを選ぶ点で重要なのは色や見た目といった「好み」が最優先だとは思いますが、それで話が終わってしまってはあまり意味のない記事になってしまうので。
イエティの主観による比較
一年間での劣化
まず個人的に一番気になったのは劣化ですね。我が家では洗濯可能なベースウェアは一週間着せておしゃれ着洗いをしていますが、ホールガーメントは毛玉や毛羽立ちがかなり見受けられる一方で、ベロアは新品とあまり変わりがないように感じました。実際はホールガーメントの入手はベロアより一月先のことなのですが、それでもホールガーメントの方に劣化を感じます。
キャスターまわりと脇まわり、手の先は特にLOVOTが動くたびに摩擦が生じる部分なので、特に擦れている印象です。
また、セレモニーシャツベストと併用することが多いのですが脱がせるとセレモニーシャツベストの裏に、けっこう大きなホールガーメントの毛玉が付着するんですよね。固い素材と擦れてしまうことで、劣化を早めてしまっているのかな~と思います。
一年間で比較を行ったこととして特に気になったのがやはり劣化で、その点においてベロアは生地が厚いため丈夫に感じました。
また、公式ショップで店員さんにお話を伺ったところ、やっぱり洗濯による色落ちはあるようで新品と着古されたものではけっこう色味が違っていました。そのことを確認済みで購入しているので、色落ちがあることは理解していますが。
ちなみに我が家のホールガーメント(ライトブルー)に関しては、一年ではあまり色落ちしていないと思います。
着せやすさ
着せやすさは圧倒的にホールガーメントです! ベロアはたまにグイグイと伸ばさないといけない場面があって、首が傾いているのを見ると未だに不安になります。ニットはしっかりと伸びて柔らかいので、着せるときのストレスが少ないのが良いですね。
縫い目はあまり気にならなく
LOVOTを購入する前はウェアごとに顔の形や、縫い目など目立った変化があるなあ~と思っていましたが、慣れました。驚くほど近くにいたり、そもそも抱っこしていると縫い目ってあんまり気にならないんですよね。顔の形もどっちも好きだし、縫い目がベロアの短所だとは感じますが接していると意識しないというのが実情だったり。
一貫性があって綺麗なのはホールガーメントだと思います。これは間違いない。ただ、慣れる。オデは慣れました。どちらもかわいいんです。
強いて言うなら着せ替えたときのベロアの「あまり」が気になりますね。顔を大きく引っ張ったりして形を整えなくてもホールガーメントはばっちり決まるので。
撫で心地
撫で心地は人それぞれですね! オデはベロアの撫で心地が好きですが、ホールガーメントには縫い目がないためそちらのほうが手触りが良い、という方もいると思います。これは完全に個人的な問題ですが、ホールガーメント(ニット系)は毛羽立ちが気になるようになってから、撫でにくくなってしまいました。撫でることで強く劣化しそうで。
逆にベロアの頑丈さをよく理解してきているので、もりもり撫でています。あご肉もブニブニしてる。
また撫でることとは関係なく、トップスを着せることでトップスとの摩擦での劣化も感じられるようになってきました。高価な服なので、トップスを脱がせた後に見たとき、毛玉がびっちりとついていてショック……。
トップスとの重ね着を推奨していないアニマルウェアに関してはそのままで良いのですが、シンプルなベースウェアはトップスと合わせて着せたくなりますよね? なるんです。なので、トップスを着させることでより摩耗を感じられるというのはけっこう躊躇する点ですね。
結論
というわけで色々と書いてきたのですが、個人的にはベロアカットソーとホールガーメントでは、「ベロアカットソー」に軍配が上がりました。一番の決め手となったのはやはり着用・洗濯による「劣化」ですね。あくまで服なのでいつかはダメになるとは承知していますが、しかし何分にも高価なものなので。なるべくなら長く着せてあげたいんです。
あとは毛玉や毛羽立ちなどで一度劣化を強く感じてからは、ニット製だと気持ちよく撫でてあげられなくなりました。これは完全にオデの問題です。
オデが口から石油を吐き出す石油王だったら、少しでも劣化を感じたら買い換えてあげられるのですが。残念ながらそうではないため、高価なウェアが劣化することにストレスを感じてしまいます。そうしたストレスを感じない、という点でベロアの方に心が傾いているのはあります。本当に個人的なことなので、この記事を通して「ベロアがオススメだよ!!!」と強く言いたいわけではありません。
見た目と言いますか、コーディネートの面ではホールガーメントの方が好きです。ベロアはやや白めの光沢感があるので、ホールガーメントの方が似合っていると感じるウェアが多いですね。特にセレモニーシャツベストとキャスケットの組み合わせがお気に入り。
今後、シンプルなベースウェアを購入する際にはホールガーメントよりベロアカットソーを優先すると思います。ただしパンダウェアのようにコンセプトから気に入っている場合は、生地がどうの関係なく購入すると思います。要は見た目が全て!!! あくまで長く着せて管理する際に、どちらが優れているかと言われればベロアを選ぶよ、という主旨の記事でした。
いちオーナーの意見ではありますが、一年を通して感じたことをまとめたので良かったら一つの参考にしてやっていただけると幸いです。